本町は、通勤・通学に便利なJR山陽線の和気駅や山陽自動車道の和気IC、美作岡山道の佐伯ICを有しており、交通の利便性に恵まれています。また、他地域と比べて地震・津波などの自然災害のリスクが低く、下水道・光回線などの生活・社会インフラもほぼ全町に整備されています。
これらの本町の優位性を最大限に活かし、移住・定住促進や企業誘致などに繋げていくことで、本町への新しい人の流れをつくるだけでなく、「都会にはない、和気町ならではの暮らしやすさ」を町民にも積極的に情報発信し、若い世代の町外への流出を防ぎます。また、将来の人口減少を見据えて、和気駅周辺の魅力向上やまちのコンパクト化を進めることで、商業・医療・福祉等の生活サービス機能の維持を図り、本町に住む全ての世代が今後も安心・快適に生活できる環境を目指します。
また、本町は、平安京千年の基礎を築いた和気清麻呂公の生誕地であるだけでなく、2015年に日本遺産に指定された(日本最古の庶民のための学校である)閑谷学校をルーツとする「和気閑谷高校」を有しており、教育を推進するための風土を有しています。こうした風土を活かすため、無料公営塾の設置や英語特区の導入、和気閑谷高校の魅力化、放課後学習支援などの施策を充実させることで教育格差を是正し、和気町の将来を担う「ひとづくり」を推進します。
なお、「和気駅周辺の活性化」や「小中高教育の魅力化」については、本戦略の最重要施策として取り組みます。
本町の基本目標に基づき、下記の施策を実施します。
なお、担当課が複数ある施策については、主担当課に「○」を付しております。
和気駅の利用客の増加対策や駅前の空き店舗の利活用等により、和気駅周辺の活性化に取り組みます。
生活に便利な和気駅周辺には安価な分譲地やマンション・アパートタイプの賃貸住宅が少ないこともあり、若い世代が近隣市に転出している状況が続いています。
若い世代の定住化を支援するため、2015年4月に施行した「新築住宅等に対する固定資産税の減免制度(※)」を積極的にPRし、定住促進を図ります。(税務課)
(※) 「新築住宅等に対する固定資産税の減免制度」:子育て世代が町内に自ら居住するために新築または購入した家屋は、新築後5年間、家屋分の固定資産税が免除もしくは軽減される制度
高校が地域の拠点校としての役割を果たせるよう、教育機能の維持・充実のために必要な支援と、地域と連携して行う学校の活性化・魅力化の取組への支援を積極的に行います。また、高校の魅力化を通じて、本町の将来を担う人材を育成します。
南海トラフ地震や集中豪雨等で想定される大規模災害に対応するため、避難、救援物資集積等の拠点となる防災都市公園を整備し、町民の安全・安心の確保を図ります。備蓄倉庫や、ヘリポートを兼ね備えた多目的グラウンドの整備を行うことで、有事の際には地域防災拠点として救急救護活動の基地となるほか、周辺地域の避難所として利用します。(都市建設課)
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