○和気町自転車等の放置防止に関する条例

平成26年9月26日

条例第14号

(目的)

第1条 この条例は、駅周辺等の公共の場所における自転車等の放置による町民の生活環境の悪化を防止するため、必要な事項を定めることにより、まちの美観を維持し、歩行者の安全を確保することを目的とする。

(定義)

第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 自転車等 道路交通法(昭和35年法律第105号)第2条第1項第10号に規定する原動機付自転車及び同項第11号の2に規定する自転車をいう。

(2) 公共の場所 道路、公園、広場で不特定多数の者が自由に利用し、又は通行する場所をいう。

(3) 放置 自転車等の利用者が当該自転車等から離れて直ちに移動させることができない状態をいう。

(4) 自転車等駐車需要施設 公共施設、商業施設、娯楽施設その他自転車等の大量の駐車需要を生じさせる施設をいう。

(町長の責務)

第3条 町長は、公共の自転車等駐車場の管理に努めるとともに、自転車等の放置の防止に関する施策に努めるものとする。

(自転車等の利用者等の責務)

第4条 自転車等の利用者又は所有者(以下「利用者等」という。)は、自転車等を放置することにより生活環境を悪化させることのないように努めるとともに、町長の実施する施策に協力しなければならない。

(駐車需要施設の設置者等の責務)

第5条 自転車等駐車需要施設の設置者又は管理者は、その施設の利用者のために必要な自転車等駐車場を設置するよう努めるとともに、町長の実施する施策に協力しなければならない。

(自転車等小売業者の協力)

第6条 自転車等の小売を業とする者は、自転車等の販売に当たり道路の適正な利用の啓発並びに防犯登録及び記名の勧奨に協力しなければならない。

(放置禁止区域の指定等)

第7条 町長は、駅周辺等の公共の場所において、特に自転車等の放置を防止する必要があると認める区域を放置禁止区域として指定することができる。

2 町長は、放置禁止区域を指定したときは、その旨を告示しなければならない。

3 前項の規定は、町長が第1項の規定による指定を解除し、又は変更する場合に準用する。

(自転車等の放置の禁止)

第8条 自転車等の利用者等は、放置禁止区域内に自転車等を放置してはならない。ただし、規則で定める場合については、この限りでない。

(自転車等の放置に対する措置)

第9条 町長は、放置禁止区域内に自転車等が放置されている場合において、第1条の目的を達成するために必要があると認めるときは、当該自転車等をあらかじめ定めた場所に移動することができる。

2 町長は、前項の規定により自転車等を移動したときは、当該自転車等を保管しなければならない。

3 第1項の規定による移動のために現場に派遣される職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係人の請求があったときは、これを提示しなければならない。

(保管した自転車等の措置)

第10条 町長は、前条第2項の規定により保管した自転車等については、規則で定める事項を告示しなければならない。

2 町長は、前条第2項の規定により保管している自転車等のうち、所有者の確認ができるものについては、当該所有者に速やかに引き取るよう通知しなければならない。

3 町長は、前2項の措置を講じたにもかかわらず、第1項の規定による告示のあった日から規則で定める保管期間を経過してもなお所有者から引取りのない自転車等については、相当の期限を定め、その期限後は町において処分する旨を告示した後、当該自転車等を処分することができる。

(防犯登録及び記名)

第11条 自転車の所有者は、自転車防犯登録を受けるとともに、当該自転車に記名するように努めなければならない。

(関係機関との協議等)

第12条 町長は、この条例に基づく施策の実施に当たり必要と認めるときは、関係機関と協議し、その協力を求めることができる。

(委任)

第13条 この条例に定めるもののほか、必要な事項は、町長が別に定める。

この条例は、平成26年10月1日から施行する。

和気町自転車等の放置防止に関する条例

平成26年9月26日 条例第14号

(平成26年10月1日施行)