武野家インタビュー

更新日:2024年03月18日

後ろにアーケードがある前の芝生の上で長男の暖くんを抱いて立っている父親とその隣で暖くんに顔を近づけて笑顔で立っている母親の移住してきた武野さんご家族の写真
武野家のプロフィール

移住前は農業コンサルティング会社で世界を股にかけ活躍していた裕太さんは、美作で農業を始めていた恩師の誘いで自ら農業に携わることを決意したそう。一方の有紀さんは全くの田舎暮らし初心者で、かなり不安を感じながら和気町での生活をスタートしたそうです。移住から2年経ち、移住後に産まれた暖くんを加えた3人家族での今の暮らしについて、インタビューしました。(取材・撮影:2021年6月)

Q&A

移住のきっかけは?

東京で働いていたのですが、美作で農業をしている方から「一緒に働かないか」と声をかけて頂いた。妻も岡山での就職に目処が立ったので、移住を決めました。和気町を選んだのは、私の職場がある美作まで通える場所であり、妻の職場がある岡山市内まで電車での通勤できるという場所だったからです。また、夫婦ともに出身が関西圏であり、山陽自動車道和気インターチェンジを使えばすぐに帰省できる点も良かったです。(裕太)

移住の下見・家探しは?

下見時は移住推進員さんに町内案内をして頂きました。家については、先に仕事が決まっていて家が見つかる前に和気に住む必要があったため、お試し住宅制度を利用し、お試し住宅に住みながら探しました。なかなか良い物件が見つからず、家探しには時間がかかりました(裕太)

移住して変化したことは?

交通の利便性が大きく変化しました。神奈川時代は電車やバスが充実していたし、自転車圏内でも多くのものが揃っていましたが、和気では自動車無しでは生活できない。もともとほとんど車の運転はしてこなかったので、苦労しました。(有紀)

2人とも食べることが好きで、移住後もコロナ前はよく岡山市内などにも食べに出たりもしていたのですが、それでも外食は減りましたね。あと、子供が生まれたということもあるのですが、遊び方もずいぶん変化しました。自然の中など屋外で遊ぶことが増えました。(裕太)

移住に際し、苦労したことは?

移住推進員さんが移住に際しての情報提供であったり、軽トラの手配の仕方を教えてくださったりと、様々なサポートしてくださったので問題なく進められました。(有紀)

幸いなことに、夫婦ともに仕事面でもスムーズに切り替えができました。家探しが一番の苦労だったように思います。(裕太)

和気町での暮らしはどうですか?

移住前は都会でしか暮らしたことがなく、最初は不安もたくさんありましたが、今は満足しています。(有紀)

不満なく生活できています。ただ、今住んでいる集合住宅は県外からの移住者が多く入居されており、ある意味では田舎らしいご近所付き合いは少ないです。また、スーパーなどもとても近い。だから都会から来た私たちも違和感なく住めている、という部分はあるのかもしれません。(裕太)

和気町のマイナス面は?

和気町ならではのことではないのですが、電車の本数です。仕事が終わって早く子供を迎えに行きたくても、1時間待たないといけないことも。あとは産婦人科が岡山市内にまで出ないと無かった点ですかね。(有紀)

同じく和気町というより田舎ならどこでもそうでしょうけど、ご飯屋さんの選択肢が少ないことです。外食したい時は岡山市内まで出かけることが多いです。(裕太)

和気町でお気に入りの場所はありますか?

藤まつりが行われる藤公園が好きです。あとは、よく子供と電車を眺めています。息子は和気鵜飼谷交通公園が大好きです。(有紀)

仕事が終わった後、美作側から見る新田原井堰が好きです。以前、東京で働いていた頃に農業用水利関係の人を連れて新田原井堰を案内したこともあり思い入れがあるというのもあるのですが、夜、新田原井堰の電気がついている時に川面に反射する様子がとてもキレイ。(裕太)

和気鵜飼谷交通公園の中にあるミニSLに乗って片手を挙げている長男の暖くんと暖くんを支えている母親、その2人を支えている父親の写真

今後の展望FUTURE

職場が町外なので、和気町や地域の人について実はあまりよくわかっていない。今後はもっと地域との関わりを持っていきたい。(裕太)

子供の周りに友達がいて、休日には虫を捕ったりして自然の中で遊ぶ、そんな素朴で普通な暮らしがしたいです。(有紀)

移住をご検討の方へADVICE

田舎は人が人に繋いでくれるので、困ったらとにかく人に相談することをおすすめします。(有紀)

同じく、人と繋がることは大事だと思います。和気町は移住推進員さんもいるし、移住者が多いこともあり、住民の方も受け入れる気持ちがあるように思いますので、他の自治体よりも知り合いを作るハードルは低いように感じます。(裕太)

芝生の上でたんぽぽの綿毛を持っている長男の暖くんと暖くんを抱っこする父親、暖くんを見つめる母親の写真
アーケードで長男の暖くんを肩車する父親と暖くんに手を伸ばして微笑んでいる母親の写真
芝生の上で白い帽子をかぶった長男の暖くんが手にたんぽぽの綿毛を持って笑っている写真
白い建物がある横の道で片手を前に出して笑っている長男の暖くんと暖くんを抱っこしている父親、暖くんの顔に近づけて笑っている母親の写真

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