小林・塚田さんインタビュー


Q&A
移住のきっかけは?
(小林)都市というシステムを離れて自分の力で生活していきたくなり、どこかの地域に根を下ろしたくなった。和気町に決めたのは、人同士の体温を感じる距離感が良いと思ったから。
(塚田)都市の人々の騒々しさが苦手で、静かで自然豊かな田舎への憧れがあり、友人(小林)からの誘いがきっかけです。和気町に決めたのは役場の移住推進員の飯豊さんとの出会いと「和気」という地名から受けるイメージ(和やかな空気、和気藹々など)です。
移住して変化したことは?
(小林)自分で生活のリズムを作り出すのが意外に大変。(前は会社の時間に合わせれば良かったので)
(塚田)コンビニで細々した無駄な買い物をしなくなった。1日に見る人の数が格段に減った。町の騒音(車、BGMなど)から解放された静かな影響で生活でき大変満足しています。(聴こえてくるのは、虫・鳥・動物の声。あと刈払い機の音。笑)
移住の下見・家探し仕事探しは?
(小林)移住推進員の飯豊さんを頼りつつ、家はネット経由(不動産会社)で探しました。仕事は今も模索中。
(塚田)仕事に関しては今のところ農業と民泊業に専念しています。
和気町での暮らしはどうですか?
(塚田)農作業と民泊の運営が中心の生活。今年は野菜の出来は悪かったが米はなんとか4俵分程収穫できた。昨年10月より民泊を正式にオープンし、月に1〜2組と少ないながらもお客様を受け入れました。外国人のお客様の受け入れのため、町のオンライン英会話講座を受講中。また、現在地域の壮年会と消防団に所属しています。それらの行事には基本的に参加しています。地域の共同活動はコミュニケーションをはかる上でも参加は必須だと思います。地域のルール、しきたりにも余程理不尽でない限り従うべきかなと思っています。
移住の苦労、大変だったことは?
(小林)職場を円満に(会社にも同僚たちにも自分にも遺恨なく)辞めること。
(塚田)両親・姉に移住を承認してもらうための説得。田舎暮らしに否定的な友人からのネガティブな意見。移住後は前の住民の方の残置物が大量にあり片付けに苦労しました。
和気町でお気に入りの場所は?
(小林)毎日眺める家の周辺が四季折々の姿を見せてくれて美しいと感じています。
(塚田)自宅から少し離れた所にある貯水池の風景。引っ越しした当初、春先、まだ芽吹く前の木々が水面に映り、うすい霧と相まってとても幻想的でした。紅葉の時期も美しいです。
和気町のマイナス面
(小林)新しい土地の食べ物に出会えるかと期待していましたが、あまりなかった…。
(塚田)今のところ特にありません。

今後の展望FUTURE
(小林)できれば、自営の事業だけで食べていけるようになりたいが、場合によっては就業も視野に入れている。農的生活の実践と共有で、都市や他地域に住む人にこんなライフスタイルもあるということを知ってもらうと共に楽しんで欲しい。
(塚田)出来る限り自分の手の力で作り、消費出来る暮らしが目標(特に食に関して)。今ある資源(土地・家・地域のコミュニティ等)を無駄なく活用して生活したい。農的生活の楽しさを民泊のお客様と共有できたら嬉しい。

移住をご検討の方へADVICE
(小林)迷っているなら我が家でお試し滞在してください!
(塚田)情報収集も移住地決定に際して大切ですが、最後は直感を信じるのもありかと。あとは思い切りの良さも必要だと思います。我々が運営する民泊「静耕舎(せいこうしゃ)」を拠点に町内を巡って「ピン」とくる場所を探してみてください。
この記事に関するお問い合わせ先
まち経営課
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更新日:2024年03月18日