和気町の概況
位置・地勢
和気町は、岡山県の東南部に位置し、備前市や赤磐市に接し、吉備高原から連なる、標高200~400メートルの山々に囲まれた、144.21平方キロメートルの自然豊かな町です。
南北に県三大河川の吉井川が貫流し、吉井川に流れ込む王子川や金剛川、初瀬川などの支流沿いの平野部には農地が広 がり、水稲や野菜、果物などの農作物の生産が行われています。
また、吉井川に沿うように国道374号、片鉄ロマン街道(サイクリング・ウオーキングロード)が縦断し、沿線に市街地が形成されています。
東西に「和気インター」を擁する山陽自動車道と、「和気駅」を擁するJR山陽本線が走るなど公共交通網の拠点となり、東備圏域の中核として栄えてきました。

気候
全般的には、瀬戸内海の温暖で湿潤な気候となっています。和気地域気象観測所の調べによると、平均気温14.1℃、年間降水量1204.3ミリメートルを記録しています。
和気地域気象観測所(アメダス観測所)における平年値(1989~2009年)

地域の沿革

本町は、平成18年3月に、旧佐伯、旧和気の両町が合併したことにより誕生しました。
いずれの地域も、古代から備前の国和気郡に属しており、吉備文化圏の東部に位置する政治・文化の中心地でした。近世に入ると、池田家の岡山藩に属し、吉井川を高瀬舟が寄港する商業地として栄えてきました。
その後、時代の流れとともに、交通機関も水路から陸路へと変わり、国・県道や片上鉄道の利用により交通運輸が発展して、現在では、南北に貫通する国道374号線やJR山陽本線並びに山陽自動車道の整備促進により広域交通の要衝として発展しています。
更新日:2024年03月18日