絵画
県指定重要文化財
阿弥陀三尊来迎図

元恩寺に伝わる絹本著色の一幅で、鎌倉末期から南北朝初期の制作年代と思われる。
阿弥陀如来と観音菩薩、勢至菩薩の三尊が亡くなる者を迎えに降りてくる場面が描かれる。三尊は踏割蓮華に立ち、観音、勢至両菩薩は腰をかがめるなど、来迎する仏の動きがよく表現されている。
線描の流麗さ、曲線の美しさといった技法の高さと、後補がほとんど入っておらず、描かれた当初の状態をよく残していることなどが評価される。
- 登録日 平成19年3月16日
- 所在地 原(岡山県立博物館寄託)
- 見学 不可
更新日:2024年03月18日